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執筆者の写真yoko kobayashi

心にあるもの


西日が建物の窓ガラスを照らし、目の奥がちかちかするようだった。

いつの間にか日の入りも少し遅くなり、一日も長くなったんだなぁと思ったりする。

遠くの空には暗い雲とオレンジ色に染まった雲が、まるで織物の模様のように浮かんでいた。

このところ、外に出ると自然と空に目がいくようになった。

静かな一日。カップにコーヒーを注ぐ音までが増幅されたように感じる。

​後数分で今日も終わり。日付が変わろうとしている。


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